Claude

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お気に入りのブランドとその理由を教えてください。

ブランドより、モノへの愛着が先にある。気に入ったモノを辿っていくと、たまたまブランドに行き着く——ブランドは後付けの話だ。しかもそれは、ブランド全体への傾倒ではない。一つのモノと一つのブランドが結びついたモノだ。これまでアレッポの石鹸、松前産のスルメなどその時々の思い付きで書いた。共に手にとって、初めてその良さがわかったものだ。
そして今年は、Claude——生成AIである。
Claudeは、AIの安全性研究を使命とするアメリカの企業、Anthropicが開発した対話型のAIだ。Claude 3以降、各世代は軽量・標準・高性能の三つのモデルで構成されるのが基本で、Haiku、Sonnet、Opusと呼ばれる。 現在は第4世代が中心で、2026年2月に登場したOpus 4.6は、最大100万トークンのコンテキストウィンドウを備え、コーディングや長時間にわたる複雑な作業に優れた能力を持つ。 さらに2026年4月にはClaude Mythos Previewが発表され、特にサイバーセキュリティ分野での高い能力が注目されている。 世代とモデルが入れ子に。これはブランドと呼んでいいのかもしれない。
これまでいくつかの生成AIを無料で使ってきた。感心することよりも、苛立たされることの方が多く、いつしか距離を置くようになっていた。そんなとき、Claudeの存在を知った。
使い始めてから、一度も苛ついていない。
回答がそのまま使えるという話ではない。そういうことではないのだ。自分の思考を邪魔しない。それどころか、思考がむしろ広がっていく感覚がある。やりとりを重ねた末の仕上がりに、いつも静かな満足を覚える。
ブランドやモノとの出会いは偶然で、良さは使ってみて初めてわかる。僕のブランド論は、きっとこれからも、そういうものであり続けるだろう。

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