人生観というより死生観だな

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あなたの人生観をぴったり表す名言(言葉)は?

命は苦である

呼吸をしている。それを意識したことは、一日のうちどれほどあるだろうか。心臓が打っている。それを感じて生きている人は少ないだろう。

肺は今日も空気を取り込み、心臓は血を送り、肝臓も腎臓も消化器官も、生まれてから今この瞬間まで、片時も止まらず動き続けている。しかし、それらは一言も語らない。「苦しい」とも「疲れた」とも訴えない。ただ黙って、生を支え続けている。

この沈黙は、誰かが自分のために働いてくれているということではない。心臓も、呼吸も、意識に上らないまま動き続けているそれらすべてが、他でもない「私」なのだ。私という存在の大部分は、そもそも意識の光が当たらない場所で成り立っている。意識とは、その巨大な「私」の表層にかろうじて浮かぶ、小さな泡のようなものに過ぎない。

だから、そこに主体と客体はない。働かせている者と働いている者、その二者関係もない。すべては最初から最後まで、僕の中で完結している。

普段、この途方もない在り方を、私たちはまったく意識せずに生きている。空気があることを意識しないように、水があることを意識しないように。魚が水を意識しないように。

しかし、それらの働きが途絶えるとき——原因が何であれ——事情は一変する。

普段は沈黙していた自分の大部分が、初めて意識の前に姿を現す。それは、とんでもない苦しみとして立ち現れる。

ここに、命の本質がある。

命とは、意識に一切訴えることなく、途方もない働きによって成り立っている「私」そのものである。そしてその働きは、常に途絶えうる可能性を内包したまま進み続けている。その可能性を常に内包していること自体が、すでに「命は苦である」ということなのだ。

黙って働き続けている。

声を上げず、ただ生かし続けている。だから僕は、今を大切に生きる。

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