いろいろと。

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睡眠の質を上げるために、あなたがやっていることは?

良い眠りというものは、習慣で手に入るものではない。むしろ、日中の過ごし方から寝具の選び方まで、無数の小さな条件が積み重なって、ようやく実現するものだと思っている。

食と水分、そして入浴
まず基本になるのは、朝昼晩の食事だ。量が多すぎれば体が消化に追われて眠りが浅くなるし、少なすぎても空腹で目が覚めてしまう。ちょうどいい塩梅を、自分の体で覚えていくしかない。水分も同じで、摂りすぎず、足りなさすぎず。乾燥した体では血流も滞り、深部体温の調整もうまくいかない。
そして欠かせないのが入浴だ。シャワーで済ませず、湯船にしっかり浸かる。これは単なる清潔のためではなく、一度体温を上げてから徐々に下げていく過程が、眠気を引き出すスイッチになる。入浴は、いわば眠りへの助走のようなものだ。

心と体のコントロール
感情のコントロールも重要な条件になる。基本はストレスフリーでいること。怒りや不安を抱えたまま布団に入っても、脳は興奮したままで休まらない。かといって、運動を「毎日やらねば」と自分を縛るのも本末転倒だ。適度に、無理なく。体を動かすことと、心を追い詰めないこと。このバランスが結局は睡眠の質につながっている。

寝具へのこだわり
寝相が悪いこともあって、寝具そのものにはあまり執着がないつもりだった。それでも、気づけば譲れないものがいくつかある。畳に敷くマットレス。そして蕎麦殻の枕は昔からずっと変わらない。蕎麦殻は通気性が良く、頭の熱がこもりにくいうえに、寝返りのたびに微妙に形を変えてくれる感触が、体に馴染んでいる。朝には何処かにいってしまっているが。
掛け布団は最近、羽毛に替えた。これが一年を通して快適で、電気毛布も毛布ももう必要なくなった。羽毛は保温性が高いのに軽く、蒸れにくい。夏は熱がこもらず、冬は暖かさを逃さない。この一枚だけで季節をまたげるというのは、思っていた以上に大きな変化だった。
敷布団もエアファイバー素材の厚手のマットレスにしている。体圧を分散しながら、通気性も確保できる素材で、寝相の悪さをむしろ受け止めてくれる懐の深さがある。それでも夏場は起きてみると畳に直に寝ていたりする。

寝巻きと、眠りの記録
寝巻きは冬場だけ着る。夏は本当は着たいのだが、今のところは下着だけで眠っている。毎日洗って、新しいものに袖を通す。この清潔さも、地味だが眠りの質に効いている気がしてならない。
そして良い睡眠の確認に、指輪型の睡眠計を装着して、眠りの深さや心拍、呼吸のリズムを毎晩記録している。感覚だけに頼らず、数値として自分の眠りを振り返ることで、昨日の食事や入浴、運動が今日のコンディションにどう影響したのか、少しずつ見えてくる。

良い睡眠とは、結局のところ、こうした一つひとつの選択の積み重ねの結果なのだと思う。派手な方法は何もない。ただ、体と心の声を聞きながら、自分に合った条件を根気強く整えていく。それだけのことなのかもしれない。

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