言葉だけってのも

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今までに受けた最高の誉め言葉は何ですか ?

今年もその問いが来た。一昨年も、昨年も、僕は迷わず「ありがとう」と答えた。感謝の言葉ほど純粋な褒め言葉はない、と思っていたから。でも今年は、少し立ち止まって考えた。

同じ「ありがとう」でも、そこに温度がなければ、むしろ無言の方がいい。そっけなく放られた感謝の言葉は、時に沈黙より冷たい。捻くれ者だと思われるかもしれないが、それが今の正直な気持ちだ。

誤解しないでほしいのだが、恩着せがましくしているわけでは全くない。好きでしていることだから、その行為そのものが、すでに満足なのだ。見返りなど求めていない。無言であっても、満足は満足だ。

ただ、不用意な言動はマイナスになる、ということを言いたい。同じ「ありがとう」でも、言葉の重さはゼロどころかマイナスになることがある。これまでここに重きを置かず書いていた。

だが、正直に生きることにした今は違う。そうなると、単純な褒め言葉というものが、自分の中から消えていった。言葉がなくてもいい。ただ、笑顔さえあれば。作り笑いではない、笑顔は笑顔だ。それだけで十分だ。言葉が添えられれば、尚更だ。笑顔で口から出まかせを言う人間も、この世にはいる。でも今の僕の周りには、もういない。終活断捨離。人間関係も、言葉も、身軽になった。

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