失敗はやはり失敗だった。なぁ。

Published by

on

失敗 (または失敗と思われる) ことが後の成功にどのように影響しましたか ?

取り戻せ無かったが、再発は避る事ができた。「失敗は成功のもと。」諺かぁ。「失敗 → 成功」の思想を辿ってみたくなった。

古代ギリシャ(紀元前5世紀〜)ソクラテスやアリストテレスの哲学には、
「誤りを通して真理に近づく」という思想が明確にあるようだ。アリストテレスは「経験(試行錯誤)こそ学びの源」と述べた。ギリシャ悲劇でも「失敗 → 気づき → 成長」の構造が繰り返される。これは現代の欧米の格言、Failure teaches successの源流と考えられている。古代中東(バビロニア・ヘブライ思想)では旧約聖書に、「倒れても立ち上がる者こそ義人」という価値観が繰り返し登場するという。これは「失敗=終わりではない」という思想だ。古代中国(春秋戦国時代)の孔子・孟子の教えには、過ちて改めざる、これを過ちというという有名な言葉がある。

日本ではどうだろう。日本の伝統的なことわざだ。江戸期の文献に「失敗を学びに変える」趣旨の表現が見られ、そこから口承で広まり、ことわざとして定着したと考えられている。思ったより新しい。記録として残っているという事なので納得もできる。明治時代に英語のFailure teaches success.が紹介され、
「失敗は成功の母」「失敗は成功の基」などの訳語が広まり、現在の「もと」という柔らかい表現に落ち着いたという。

失敗から学ぶ”という普遍的な人類の知恵。なぜ人類は同じ思想にたどり着いたのだろうか。人間の学習は必ず「失敗 → 修正 → 成功」のサイクルを通る。神でも無ければ失敗は避けられない。成功者の物語は“失敗の積み重ね”で語られる方が説得力がある。社会が成熟するほど、失敗を肯定する文化が必要になる。などを考えると、世界中で似た思想が独立して生まれるのも分かるような気がする。

海外における「失敗 → 成功」思想の代表例をあげてみようか。
英語圏(イギリス・アメリカ)
Failure teaches success.(失敗は成功を教える)
Failure is a stepping stone to success.(失敗は成功への踏み石)
If at first you don’t succeed, try, try again.(最初にうまくいかなくても、何度も挑戦せよ)
英語圏では「挑戦を続けること」が強調され、行動の継続が成功の鍵とされる傾向がある。日本のような“改善(kaizen)”のニュアンスよりも、粘り強さ・再挑戦が中心。
ドイツ
Success has many fathers, while failure is an orphan.(成功には多くの父がいるが、失敗は孤児)
これは「失敗は誰も引き受けたがらない」という社会心理を示す格言。ただし裏を返せば、失敗は避けられないが、そこから学ぶ姿勢が重要という価値観も共有されている。
アフリカ諸国(西アフリカ)
Defeat is not failure but trial is total failure.(敗北は失敗ではない。挑戦しないことこそ失敗)
アフリカの諺は「挑戦しないこと=最大の失敗」という強いメッセージが特徴。日本の「改善」よりも、勇気・行動・挑戦が中心テーマ。

コメントを残す