これまでに出会った最も有名な人または悪名高い人は誰ですか ?
これは結構見てきた。誰などと、ココで書けようものか。単なる人事戦略ではなく、制度的記憶の操作だ。組織の倫理的地形を再編成する行為だ。
それは悪名の「上書き」としての昇進。
職位を上げることで、過去の悪評を「権威」や「実績」で上書きしようとする。そしてそれは、制度的免罪符としての肩書き
高い職位が「問題を乗り越えた証」として機能し、批判を封じる盾となる。例えば、「もう社長なんだから、部長なんだから、過去は過去などと」そうして上層に移すことで、現場での悪影響を切り離し、組織の“健全性”を保とうとする。
また、昇進は失態をもを隠す布である。昇進によってその失態が「成功物語」に転化される。昇進後の語り草では、「過去の失敗を糧にした人物」として新しいストーリーができる。
問題人物を昇進させることで、組織はその行為を“許容した”と見なされる。それは組織全体の倫理的信頼が損なわれる事を意味する。このような不適切な昇進は、現場の士気を下げ、構造的な離職を招く。昇進が「実力」ではなく「悪名の隠蔽手段」として機能するなら、制度そのものが根底から崩れる。
時は流れる。早く。人は歳をとり会社も変わる。組織は消えても会社は残る。人は去って、物語もまた上書きされる。これまで崩れた様など見たことがない。


コメントを残す