今までで最も家から遠い場所に行ったときのことを聞かせてください。
それは前回書いた。が、移動距離だとアラスカ州のアンカレッジ経由のロンドンが1,400kmほど遠くなる。初めての海外は海外出張だった。
あの時は上司同行だった。旅程については上司一任だった。初の海外だったので、社の特別裁量で、土曜出発でロンドン入り、ココは慣れるための観光だ。初めてなのに、ヒースロー空港で英国人だろう、英語で久保田利伸に間違えられ、地下鉄のプラットフォームでは、どの電車に乗れば良いかなど、なんか立て続けに、声をかけられた。上司は他人事のように笑っていた。ロンドンとういのは、実のところ、親会社のひとつが今はもう無いUKの大企業で、当時仲がよろしく無かったようで訪問の返事がもらえなかったようなのだ。で、目的地はドイツKarlsruheとUS サンフランシスコ シリコンバレーの二箇所となった。
当時入社3年目、研究所で解析Grに所属しており分析業務を担っていた。クレームや自社・他社品分析、製品化されたモノから素材を入手し組成を分析したりする。工程分析は工場の研究開発に専門のチームがいた。様々な機器を扱うが、保守用に機器担当も要る。その時は当時最高性能の超伝導NMRという分析機器を導入する大きなプロジェクトがあって、そのメーカー訪問のための海外出張だった。元々国産のNMRはあった。国産ももちろん候補だ。後の二社は海外メーカーだった。
当時の海外出張は、あまりメジャーじゃない会社だと、言い方は悪いが、現地の会社に舐められてはいけないという事で、移動はビジネスクラス、ホテルもそこそこのホテルに、おまけに準備するのにと幾らか忘れたが、結構な額の支度金がもらえた。当時持って行った小型のスーツケースは、現在も現役だ。物持ちもそうだが、品質も良い。壊れてもいない。
その会社も親会社に吸収され、もう無い。良い思い出だ。


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