とても良いお湯だ。想像を遥かに上回った。
古くからある温泉地だ。昨日家族で行ってみた。自宅から車で一般道で一時間ちょっとで行ける場所だ。名前は以前から知ってはいたが、行くのは初めてだった。
ここは「湯ごり」の地として知られている。伊勢神宮の参拝前に清浄な湯で身も心も清めてお参りするのだ。それが正式な参拝として知られていた。また、清少納言が「枕草子」で『湯はななくりの湯 有馬の湯 玉造の湯』と讃えたことでも知られている。そして、和歌にも、鎌倉時代から室町時代にかけて詠まれたりしていたのだ。
美肌の湯とか美人の湯とかいう、謳い文句の温泉には行ったが、ここの湯は別格だった。ぬるぬる、すべすべするお湯は数多いが、石鹸が残っているような、異物感がない。軽いというか優しいというか、気持ち良いのだ。その割に床も滑らない方だ。
宿泊先は循環も殺菌もなく、毎日清掃お湯の完全入れ替え、加温掛け流しと源泉湯の2種類があり、シャワー、カランも温泉という宿だったのだ。
まずは、入浴前の掛け湯代わりのシャワーで驚いた。シャンプーや石鹸が洗い流せないように感じてしまうのも分かる。湯上がりの肌のすべすべ感は心地よい。少量だと飲むことも可能だ。湯上がり処に用意してある。味は、口に含むと無味だが、ゆで卵臭が気になる。そんな不思議なアルカリ単純泉だ。
他の効能は、頬の水分量を増やすことが出来るようだ。日本では、長湯温泉(大分県)と俵山温泉(山口県)榊原温泉(三重県)だけと言われているそうだ。
さらには還元作用に優れた泉質で、新陳代謝が促進される。すなわち皮膚細胞が活性化し健康なお肌の状態になるという。活性酸素も減少するとか。源泉もぬるく、湯治湯というのも納得する。

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