両親

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人生で最も誇りに思っていることは何ですか ?

今だから言える事もある。歳を重ねるにつれて、その想いは強くなっている。

年齢の節目、節目に比較するのは、両親だった。同居している間は、そんな事は、微塵も思わなかった。同じ昭和の時代に生まれ、過ごしてはきたが、戦前戦中とは、想像すらできない。

社会人になって、上京した。最初は比較する余裕すら無いほど、社会、会社に振り回されていた。父親とは違う。など思いながら。

父親は、所謂、金の卵だった。高度経済成長で、学歴社会となった。職も転々、待遇も悪かった事だろう。酒も煙草も外でだけ。そんな中、育てられた。昭和の長屋。一間で食べて寝て。夫婦喧嘩は、少なく無い。おまけに隣のも良く聞こえる。家賃は1,500円/月。そして風呂は銭湯。高校の時に、追い出されるまで、そこに住んでいた。母親は専業主婦。あ、確か少し、学童保育を手伝いに行ってた。家計は握っていたし、給料袋は、そのまま渡していた。一間では、さすがに隠し事はできない。

決して楽では無い生活だった事は、子供ながらに分かる。それでも、長屋を追い出されるまでは、盆と正月には、四国に家族で帰省していたように思う。学校も大学までいった。授業料は全額免除。奨学金ももらい、きっちり返還した。就職もできた。血筋なのか、職は、かなり転々としたが。

まぁグレもせず、真っ当にここまで生きて来られた事を誇りに思える。それは、両親を誇りに思っているに、他ならないことなのだと。そして、今、そう思えるのは幸せな事なんだと。

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