具沢山の味噌汁が晩餐のメインだ。豚肉が見えた。これには七味でさらにホカホカだ。
暖冬といえども冬の装いには変わりない。食事も温かいものは沁みる。自分で作るとまた違った味わいになる。作るだけで温まってしまっていて、この感じは得られない。家庭の食卓だからまたほっこりする。
すると妻が出汁が効いてないと呟く。だしの素は入っているという。期待通りの仕上がりで無かったのだろうと思っていた。たくさんの具材があり、これらの旨味でこれはこれで旨い。と思っているとインスタントの方がマシのようなことも。なるほど妻は具よりも味噌汁そのものを味わいたかったようだ。インスタントは具も少ない。
出汁といえば鰹に昆布。少し強引にイノシン酸とグルタミン酸の違いだということにすると分かりやすい。昆布の旨味成分はグルタミン酸。これは人の身体の中に存在するアミノ酸の1つであり、言わずと知れた生命維持には不可欠な成分だ。他方鰹出汁はというとイノシン酸。これは肉類や煮干しなどにも含まれていて動物の死んだ後に酵素の働きで生成されるそうだ。そういえば関東はかつおだし関西は昆布だしと東西で出汁の文化も異なっていた。
昆布だしもあって期待通りの仕上がりだったらと思うと、お腹が空いてきた。


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